お金の流れと利益を増やす方策
事業会社にお勤めの方は、何らかの形で利益を増やすことを会社に期待されていると思います。
その期待に応えるには利益を増やす方策を理解する必要があるはずですので、今回はお金の流れを前提として利益を増やす方法についてご説明していきます。
繰り返しになりますが、会社は事業活動を通じてお金をモノに変え、モノをお金に変えています。(下図の左側の部分)
このサイクルの結果、増えた会社の財産を利益と呼びました。

このお金をモノに、モノをお金にの回転を前提とすると、会社がお金を増やす方策は次の3つに集約されます。
①1回の回転で稼ぐ利益を増やす(利益率)
お金⇔モノの1回転でならべく多くの利益を増やすという考え方です。
端的に言えば安く作って(仕入れて)、高く売るということになります。
別の言い方をすると売上に対する利益率を高めるという発想です。
具体的な手法としては、値上・コスト削減・付加価値の高い新製品の開発などが挙げられます。
②お金⇔モノの回転数を増やす(回転率)
次の考え方としては、お金⇔モノの回転数を増やすという考え方です。
会社が行うお金⇔モノの回転は1回転して終わるものではなく、繰り返し繰り返し行われていくものなりますので、その回転数を上げることができれば利益は増えます。
例えば、ある製品を1回売る(1回転)と10万円儲かるのであれば、2回転で20万円、3回転で30万円儲かります。
具体的な手法としては、製造効率・販売効率を上げたり、無駄な在庫を持たないということが挙げられます。
③投資するお金を増やす(規模)
最後の考え方は投資するお金を増やす、規模の拡大です。
利益率や回転率を上げることができなくても、投資する金額を増やせばその分だけ利益の金額は増加します。
製造業でいえば工場を増やすこと、飲食業でいえば多店舗展開することなどが挙げられます。
同じ製品であれば、その利益率や回転率は工場や店舗によって大きく変わらないはずですが、工場数や店舗数が増えればその分だけ事業規模は大きくなり、利益も増加するはずです。
以上のとおり、利益は利益率x回転率x規模のかけあわせですので、いずれかの項目を改善することができれば、利益も増加することとなります。
みなさんのお仕事がどれに関わっているか理解できると、より効果が上がりやすくなると思いますので、お時間あるときに考えてみていただければ幸いです。